埼玉県さいたま市大宮の地で、武蔵国一宮氷川さまのお膝元にて、パワーストーンの販売&占いを生業としております、株式会社セオリー、秋口に予定しております、仏教の話を織り交ぜた茶話会(配信?含む)に先駆け、仏教を学ぶ上での基本となる本質的なお話を、ボチボチ、ゆるゆると書かせていただこう!などと考えております。

本日は、四苦八苦の四苦「生老病死」無常観のお話です。王様の息子として王位を継承する宿命を授けられたシッダールタ太子が、妻子を親を民を捨て、29歳で出家、出家の動機となるエピソード♬「四門出遊」の話。

太子はある日、東の門から城外に出ると、老人に出会い、誰もに老苦があることを知る。ある日、南の門から城外に出ると病人との邂逅、誰もに病苦があることを知らされる。更にはある日、西の門から城外へと出ると死者と遭遇、誰でもが必ず死を迎えるときがやってくる、死苦があることに驚愕する。最後に、北の門から城を出たとき、出家して行く修行者と遇い、太子は出家する決意をされたと伝わる有名伝説「四門出遊」🏰

王様は、太子の将来を仙人に問うた、仙人は、世界を統治する立派な王となられるか、無上の悟りを開かれる仏陀となられるか、いずれかであろうことを予言した。王様は、立派な王にすべく太子に最大の愛を注がれ、あらん限りの努力をされたのでしょうが…、29歳、シッダールタ太子「出城入山」お城は、騒然…。王様の期待は、見事潰えることに。

出家するに至るもう一つのエピソードは、ある日の農耕祭での出来事、土の中から這い上がってくる一匹の虫を小鳥がついばみ、羽ばたいた。その小鳥を鷲が捕え天上高く飛び立つさまに、大衆たちからは歓声が沸き起こる。一方、太子の心情は、〝なんて酷い、なんのために虫は生まれて来たのか、なんのために小鳥は生まれて来たのか…〟沈鬱な気分で居たたまれずにその場を立ち去ったとか。

動物たちだけが弱肉強食の世界ではあるまいし、家来たちにかしづかれ、何の不自由なく暮らしている自身の境遇に罪悪観を抱かれ、城の中で幼少期より苦悶と葛藤の日々を過ごされたであろうが…、遂に、29歳で家出、城を出て、山に入られることに。

密かに城を抜け出し山林奥深くに入られた太子を、王様は、家来に命じて探し出させたが…、家来は、苦行林の中で、骨と皮となり痩せ細った太子を発見、懸命に城に戻るよう説得はしたものの…、家来の報告に、父は息子の鋼のような意志を覚悟され、家来5人に、太子と一緒に修行してくれと命じた。太子は、35歳で悟りを開き、釈尊となられ、妻も子ども、多くの家来も仏弟子となり、国民の多くも釈尊の教えに帰依したという、およそ2600年前のお話。

お釈迦さまが出家するに至る心情を理解することは、仏教を学ぶひとりひとりの責務だとも思っております。すべて人間は老いと病と死を抱えた存在でもあり、暗い未来に向かって生きているのが人間であり、死の問題を解決せずして、本当の幸せは、心の安寧は得られない、と。すべてを捨て敢然と立ち上がったシッダールタ太子。釈尊の教え、仏教の素晴らしさを、ひとりでも多くの方と共有できればとの願いでおります。

釈尊の生誕日は、4月8日🌷🌼

すべてのものが清らかで生き生きしている、清明の節気、ご自愛ください!

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